過去の新規情報 VOL.2-9-2
過去の新規情報 (2006.08.02〜2006.12.28)
2006/12/28 冬季休業のお知らせ
12月29日(金)〜平成19年1月8日(月)まで冬季休業とさせていただきます。冬季休業の期間は、主な業務を停止いたします。お客様にはご不便をお掛けいたしますが、ご理解の上ご承知下さいますようにお願いいたします。
なお、平成19年1月9日(火)より、平常通り営業いたします。皆様、どうか良い年をお迎え下さい。
2006/12/28 クマ出没は人災か!?
12月25日付けの東京新聞に、クマと人との軋轢問題を文化人類学及び宗教学の視点から考察した、『クマ出没 "人災"か』というユニークな記事が掲載されました。執筆者は東京新聞社会部記者の嶋田昭浩氏です。
記事の主な内容は、各地でクマが人里へ出没することが頻発し、クマに襲われ多くの死傷者が出てしまい、過去最高の4000頭を越すクマが有害駆除された今年を振り返り、野生動物と人間との摩擦は、現代人の自然に対する認識の変化にも原因があるのではないかとして、東北地方のマタギ(狩人)に詳しい文化人類学者や、動物に畏敬の念を抱く宗教学者に自然観を聞いたものです。
はじめに、宗教学者の鎌田東二氏(京都造形芸術大教授)の取材した記事が紹介されています。
クマ出没の背景として、奥山での餌資源不足を挙げ、森が荒れ、生態が乱れていると指摘。これまで人と野生動物との緩衝地帯の役目を担ってきた里山が、開発や林業の衰退などでその機能を失ったことにも言及。
また、かつて神々がすむとされた森や、『山の神』にたいする畏敬の念が薄れ、森や山を金としか見なくなった商業意識や人間中心主義のごう慢さの台頭など、森や山に対する人々の意識の変化が、クマ出没の原因であると暗に指摘されています。
そして、対策として「バランス」を保つことが重要だと諭しています。動物を殺しすぎたり、人間が繁栄しすぎたりしてはいけないとし、それぞれの尊厳を大切にし、棲み分けを図ることが大切だと。現在は自己中心的な傾向が続いているが、先祖を思い及ぼし、七世代先まで考えて行動するという、先住民族から学ぶことが多いのではないかと述べられています。
次に、文化人類学者の田口洋美氏(東北芸術工科大教授)の取材記事が紹介されています。
今年クマの捕獲数が増えたことについて、「これまでの保護政策が失敗」と鋭く指摘し、「『科学的データ』を基に取り組んできたといわれながら、そもそも日本列島に何頭のクマがいるのか、日本列島の森には何頭のクマがすめるのか、といった数字すら分かっていない。」という事実を挙げています。そして、「(保護の名のもとに)結局は殺すための頭数を増やしてきたことになる」とした上で、「保護をし過ぎると、野生動物自身が森林を食い尽くして自滅する。『保護圧』による人災と考えていい」と述べられています。
(狩猟とマタギ文化の研究者でもある田口氏に対して)マタギの文化から学ぶことはとの記者の問に対して、田口洋美氏は、「山の人たちは、あるときは動物を神としてあがめ、あるときは大切な資源として利用した。とり過ぎないように掟をつくると同時に、『いいあんばいに(捕獲)しないと森が(動物に)食われてしまう』ことも知っていた。」と答えています。
しかし、日本の伝統的な狩猟は、欧米の狩猟と違って『抑止力』という側面を持っているが、環境保護団体から「狩猟は悪」と決めつけられ、目の敵にされてきたと指摘。
そして、「今日のわれわれは、自然から遠ざかってしまった。商業主義がまん延し、スーパーで肉を買うとき、その向こうで動物が殺されているという意識がない。昔はニワトリをしめる様子を子供たちが見て育ち、命の尊さを知った。今では『残酷だ』として教育からその部分が欠落した。それが凶悪な少年犯罪の多発にもつながっているのではないか」と、現代の人々から大切な自然観や生命観が欠乏し、商業主義や誤った教育倫理の蔓延に対して警告されています。
最後に、北海道白糠町の山中で、約60年間猟師として生活してきたアイヌ民族の根本與三郎氏(87)の話が紹介されています。根本氏が獲ったクマ(ヒグマ)は(約60年間で)19頭だけ。アイヌは、村人の間で分けて食べる分だけとればあとはとらない。クマは山の神からの授かりものだと、述べられています。(引用記事 東京新聞 平成18年12月25日付け『クマ出没 "人災"か』より)
東京新聞が掲載した嶋田記者の記事には、とても大切な内容が収められていると思います。私たちが失ったものは何か、そして、今 何を学び、何を為さなくてはなららないかを、足を止め考えなくてはならないのではないでしょうか。このままでは、マタギもクマも絶滅し、やがては人も滅ぶかもしれないので。記事の詳細については、東京新聞のウェブサイトをご覧下さい。(平成18年12月25日 東京新聞)
●東京新聞 http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20061225/mng_____kakushin000.shtml
2006/12/28 クマの特定鳥獣保護管理計画を改訂検討中(長野県)
長野県では策定から5年目を迎えるクマの特定鳥獣保護管理計画を、改訂に向けての検討作業が進められています。今年の長野県は、各地でツキノワグマの出没が頻発し、登校途中にクマと遭遇した中学生が重傷を負うなど人身被害が16件(内死亡事故は2件)起きています。そして、600頭以上のクマが捕獲され、内549頭が捕殺(11月末現在)されています。
長野県は12月25日に長野市で、第3回目となるツキノワグマの専門家らでつくる県の熊専門部会(林秀剛部会長)を開催しました。その中で、これまで、保護のために原則禁止している「春熊猟」を調査研究の目的で実施する旨の提案を行いました。今年、ツキノワグマが集落などに出没し、大きな被害が発生したことを踏まえ、春熊猟がクマ出没を抑制する効果があるかどうかについて調べるとしています。
県が提示した内容によると、春熊猟を認めるのは、鳥獣保護法が認めている猟期(11月15日〜翌年2月15日)に豪雪などの理由で熊猟ができない地域で、クマの被害が多いところ。期間はクマが冬眠から覚めるとされる4月10日頃から5月10日とし、事前に専門部会が実施場所や頭数を決めます。しかも、実施者は市町村が推薦した狩猟者に限定するとしてます。
春熊猟は全国的には禁止の方向にあり、熊専門部会の出席者からは慎重な意見が出ました。環境保護や動物愛護の団体からの強い反発も予想されますが、クマ出没の抑止効果が実証できれば、人とクマとの住み分けを図る一つの方法として制度化することも、長野県では視野に入れているそうです。詳細は信濃毎日新聞の信毎Webをご覧下さい。
長野県では、平成19年3月末のクマの特定鳥獣保護管理計画改訂に向けて、今後、検討委員会で議論されることになります。管理狩猟としての「春熊猟」の復活は、岩手県のツキノワグマ保護管理検討委員会でも検討委員から提案されている事項なので、今後の長野県での議論の推移に注目していきたいものです。(引用記事 平成18年12月26日 信濃毎日新聞の信毎Web)
●信濃毎日新聞の信毎Web http://www.shinmai.co.jp/news/20061226/KT061225FTI090015000022.htm
2006/12/28 緊急クマシンポジウムのご案内
来年2月に東京大学で開催される緊急クマシンポジウム「人里に出没したクマをどうするのか?人里にクマを出没させないための方策は?」−2006年ツキノワグマ捕殺数4千頭超、未来にクマを残せるのか?(主催:日本クマネットワーク、岐阜大学21世紀COEプログラム、東京大学21世紀COEプログラム)の日程が正式に決まりました。詳細はこちらをご覧下さい。
2006/12/28 国際クマ会議の画像がupされました♪
10月に長野県軽井沢町のホテルブレストンコートで開催された第17回国際クマ会議の、会期中に撮影された画像がたくさん公式サイトにアップされました。キャプションは載っていませんが、大会の雰囲気を少し感じていただくことが出きると思います。参加された方にとっては、良い思い出になります。興味のある方は覗いてみてください。
●第17回国際クマ会議(IBA2006)の公式サイト http://www.japanbear.org/iba/jp/
●第17回国際クマ会議の画像サイト http://www.japanbear.org/iba/005information/information.html
2006/12/16 飼養グマに襲われ飼い主死亡(青森県)
12月14日青森県弘前市神田で、飼育していたツキノワグマに襲われ、飼い主の男性(55)が死亡しました。
14日の午前7時半頃、近所の住民から「飼われている熊が人を襲った」と110番通報があり、弘前署員が駆けつけたところ、飼い主の青森県藤崎長在住の男性が檻の中で頭や脚などを噛まれており、まもなく死亡しました。同署の調べによると、熊は14歳の雌のツキノワグマで、体長約130センチ。発見されたときには、倒れていた男性の上に熊が乗っている状態だったそうです。
なお、熊の飼育には動物愛護法によって県の許可が必要です。熊は1992年頃から飼育されており、許可も得ていました。(引用記事:平成18年12月15日 朝日新聞)
2006/12/16 飼養グマに襲われ飼い主死亡
12月14日午前7時半ごろ、弘前市神田四丁目の民家の敷地内のクマの檻の中で、男性が頭などから血を流して倒れているのを近くに住む会社員が発見し、110番通報しました。男性は自分が飼育してるクマに襲われたものとみられており、既に死亡していました。
弘前署の調べによると、亡くなった男性は、藤崎町藤崎村井在住の男性(55)。通報を受け、弘前署や弘前消防本部、青森市の青森県動物愛護センター、弘前市の職員などが駆けつけ、リンゴでクマの気を引き付けるなどした結果、同8時半ごろ、男性を檻から運び出すことがでました。ただし、男性は既に死亡していました。クマもその後麻酔を打って檻から引き出しました。
クマは体長1.4メートルの雌のツキノワグマ(14歳)。男性は1992年ごろから、金属製で4メートル四方、高さ3メートルの檻の中で熊を飼っていたそうです。男性は今年2月、「動物の愛護及び管理に関する法律」で特定動物であるクマを飼養する許可を県から取っています。青森県内では、クマは8施設に24頭飼われています。このうち、個人で飼っているのは7施設20頭です。詳細は東奥日報社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年12月15日東奥日報)
●東奥日報 http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/20061214115527.asp
2006/12/15 テレビ番組のご案内
12月15日(金) NHK総合テレビ[生放送] 午後1時42分ころ〜 8分間 『スタジオパークからこんにちは』内で、藤原正信 解説委員が暮らしの中のニュース解説で〜上野のクマ冬眠大作戦〜
について解説する予定です。ぜひご覧下さい。
クマの冬眠の謎を解明する一環として、今冬に上野動物園は、ツキノワグマの冬眠の様子を一般公開しながら研究に取り組という、世界で初めての公開実験を予定しています。
野生の状態を再現するために、2歳の雌のツキノワグマ(クー)に1キロ多い4キロのエサを毎日与え続け、脂肪を蓄えさせてきました。既に50キロ以上肥えているとのことです。11月下旬に室内展示室に移動させ、徐々にエサの量を減らしながら室温を下げます。12月上旬には給餌を止める予定です。クマは1週間もすれば摂氏5度を保った、木の葉を敷き詰めた冬眠ブースで冬眠をはじめるとのこと。来年4月中旬に目覚めるまで体温や心拍数を記録し、クマの冬眠の謎解明を進めるということです。
2006/12/15 インドの人とゾウとの共存政策に学ぶこと(インド)
2006年12月10日付 日本経済新聞のコラム「かがくCafe」に、『ゾウとの共存に全力』が載っていました。
日本ではクマの出没が相次ぎ、今年は4,000頭以上のクマが捕殺されてしまいましたが、インドでは
毎年250人がゾウに襲われ死亡しているそうです。しかし、処分されるゾウは年
間1,2頭だということです。『ゾウとの共存に全力』は、日本経済新聞社記者の古谷茂久氏が、2006年のコスモ
ス国際賞を受賞したインド科学研究所生態学センターのラマン・スクマール教
授に、人間と自然(野生のゾウ)との共存についてインタビューしたことが書かれています。
人口密度の高いインドでは、かつて人間と自然が深く関わり共存してきました。しかし、最近になって様々な状況が変化し、人間の都合でゾウとの軋轢が深刻化して、
大きな社会問題に発展しています。
そこで、ラマン・スクマール教
授はゾウと人間の軋轢を、生態学の見地から研究しました。GPSを使ってゾウが
どう動き回るかを詳細に調べ、ゾウが森と森の間を移動する特定の回廊を見いだしました。
さらに、「研究を研究で終わらせないためには、政策決定に活用することが必要」なので、高速道路の予定地がゾウの回廊を横切る場合には、ルートを一部
変更する。回廊と集落が重なる場合には、野生動物が嫌うトウガラシを栽培してゾウの侵入を防ぐ。ゾウが民家の酒(自家製のヤシ酒)を狙って家の壁を壊して住民を襲
い、死亡事故が多発していることから、ゾウの回廊に重なる集落には、家に大量の酒を置かないように伝える・・・など。
こうした様々な施策を実施すれば、野生動物は危険だから殺せという短絡的な
結論には至りません・・・と、ラマン・スクマール教授は述べられています。私たち日本人には、とても耳に痛い言葉ですね。(引用記事:平成18年12月10日 日本経済新聞)
後述談になりますが、インドはカースト制度の影響が色濃く残っており、研究者は富裕層に属している人が多いので、ゾウに襲われて住民が毎年250人も死亡している事実を、過小評価している可能性があると、友人の研究者から指摘を受けました。
●カースト制度 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88
2006/12/15 クマの大量出没「特異年」なぜ?
2006年12月13日付 朝日新聞 コラム「ニュースがわからん!」に、『クマの大量出没「特異年」なぜ? ブナの実凶作、エサ求め人里へ 捕獲しすぎで狩猟自粛も』という朝日新聞社記者の清水弟さんの記事が載りました。
今年各地で起きたクマの大量捕獲(11月末時点で北海道でヒグマが352頭捕獲
され、本州ではツキノワグマの捕獲数が4000頭を超えた)と多発した人身事故(死者5人、重軽傷者130人以上)の要因とし
て、山のエサ不足が大きいと説明しています。また、開発や過疎化による環境
の変化(奥山と人里を隔てていた中山間地の田畑や果樹園が、過疎化などによ
って荒れ、クマの移動ルートなった)や狩猟者人口の減少などの要因としてあ
げられています。
また、ツキノワグマの推定生息数の大きな割合を捕殺したことにより、個体群
への影響を危惧すると同時に、個体数の推定値の見積もりに対する疑問も投げ
かけています。その例として、岩手県環境保健研究センターが旧遠野市内で採集したクマの体毛のDNAで一頭一頭を識別したら、「推定頭数65頭」だったのが、「少なくとも132頭」いることが分かったことを挙げています。
以下は、同コラムに掲載されていた朝日新聞社調べのデータです。(引用記事 平成18年12月13日 朝日新聞)
【ツキノワグマの有害捕獲数(全国)が多かった特異年】
1970年 1,760頭(東北地方は冷害、北陸で大量出没)
1986年 1,625頭(秋田で415頭捕獲)
2001年 1,747頭(秋田、新潟など東北、中部で増加)
2004年 2,241頭(北陸3県など日本海側で大量出没)
【2006年のツキノワグマ捕獲数】(ワーストランキングのことです)
1位、長野県 693頭(うち144頭放獣)
2位、山形県 669頭
3位、新潟県 495頭(うち9頭放獣)
4位、福島県 423頭(うち5頭放獣)
5位、群馬県 325頭(うち5頭放獣)
6位、秋田県 316頭(うち4頭放獣)
7位、福井県 242頭(うち141頭放獣)
8位、岩手県 241頭(うち22頭放獣)
9位、岐阜県 237頭(うち23頭放獣)
10位、宮城県 207頭(うち10頭放獣)
2006/12/15 前代未聞のクマ個体数大調査(米国モンタナ州)
米国のモンタナ州在住の友人から寄せられた情報です。
2004年の夏に行われた前代未聞のクマ個体数大調査(経費 $2.1
million、出動人員210人)の結果の一部が、地元紙「Hungry Horse
News」に報じられました。採集し
たクマの体毛のDNA鑑定から、少なくとも545頭のグリズリーが確認されたというものです。
前述の朝日新聞のコラム「ニュースがわからん!」に、『クマの大量出没「特異年」なぜ? ブナの実凶作、エサ求め人里へ 捕獲しすぎで狩猟自粛も』でも触れられていますが、科学技術の発展や、新しい調査技法(採集した体毛からDNAを調べ、個体識別する方法)の採用などによって、従来定説となってきた推定値(推定個体数)が大きく変わる可能性が出てきました。
興味のある方は次のURLにアクセスしてください。記事は2006年12月6日付 Hungry
Horse Newsに掲載されたものです。
●Hungry Horse News http://www.hungryhorsenews.com/articles/2006/12/06/news/news3.txt
2006/12/08 来春より「とらばさみ」が狩猟使用禁止になります
シカやイノシシなどの野生動物を捕獲するためにわな(法定猟具)の一つである「とらばさみ」について、12月6日に環境省の中央環境審議会野生生物部会は、狩猟での使用を禁止することを認めました。平成19年春期から原則として「とらばさみ」の使用が禁止になります。
とらばさみは動物が踏むとバネの力で脚をはさむ罠です。地面に設置しますが、希少種など目的外の動物を錯誤捕獲して傷つけたり、人や愛玩犬などのペットへの危険性が指摘されていました。ただし、農作物被害防止など有害駆除の目的で行政の許可が得られた場合には、衝撃を和らげるゴムを装着した上での使用は認められます。(引用記事:平成18年12月7日 朝日新聞)
●環境省 http://www.env.go.jp/
コメント)西日本を中心にイノシシの捕獲用に広く使用されているくくり罠も、ツキノワグマなど目的外の動物を錯誤捕獲する例が多発(毎年数十頭のツキノワグマがくくり罠で錯誤捕獲され、結果的に射殺されている/くくり罠によるくまの捕獲は法律で禁じられています)し、また人への危険性も指摘されており、専門家などからくくり罠の使用禁止が求められています。ただし、イノシシによる農作物などの被害も甚大であることから、手軽で捕獲効率の高いくくり罠の使用禁止は現状では困難とみられています。
2006/12/06 速報・来年2月に緊急クマシンポジウムが開催(東京都)
全国各地のクマの専門家などが核となり、自主的に運営しているNGOの「日本クマネットワーク」(代表:坪田敏男/岐阜大学教授)は、2007年2月に東京大学農学部弥生講堂にて緊急クマシンポジウム『「人里に出没したクマをどうするのか?人里にクマを出没させないための方策は?」−2006年ツキノワグマ4,000頭捕殺、未来にクマを残せるのか?−』(主催:日本クマネットワーク、岐阜大学21世紀COEプログラム、東京大学21世紀COEプログラム)を開催する予定です。
今年全国各地で発生したツキノワグマの大量出没と、それに伴い記録的な大量捕殺(10月末現在の速報(修正済み)値では、放獣個体も含めで4,318頭)が実施されてしまいました。この捕殺数は過去に例の無いもので、異常出没といわれた2004年の捕殺数を大幅に更新し、かなり深刻な事態であると専門家は危惧しています。また、5件5人の死亡事故を含め、クマによる人身被害も多発しており、クマ類の出没から人身被害等を減らすことは、クマ類の適切な保護管理に資するものであるとの考えに基づき、環境省も11月に『クマ出没対応マニュアル』(暫定版)を策定し、公開しています。
そこで、日本クマネットワーク(JBN)では来年2月に緊急のワークショップとシンポジウムを開催し、今年度の大量出没を総括して、次に活かすべく提言をとりまとめたいとしています。ワークショップは専門家や行政担当者を対象とした内容で、2月9日、10日に東京大学内で開催が予定されており、一般を対象としたシンポジウムは2月11日(日)の午後から東京大学農学部弥生講堂にて開催する予定で検討中とのことです。日程が正式に決まりましたら改めてお知らせいたします。
日本クマネットワークは、日本における人間とクマ類との共生をはかるために必要な様々な活動、調査・検討および情報交換をおこなうことを目的として作られたネットワークです。現在、国際的にもクマ類が生息できる環境は悪化しつつあると言われますが、その一方で人間の生活圏の拡大による人とクマの軋轢があとを絶ちません。JBNはクマを専門にしている方(研究者、狩猟者、保護活動家等)のみならず、様々な分野(狩猟文化、埋蔵文化、その他)の専門家、マスコミ、文筆業、国や地方の行政関係者、学生、一般、自然保護団体などさまざまな方が参加してクマに関する情報を共有しているNGOです。(日本クマネットワークの公式サイトより引用)
今年10月には、アジアで初めてとなった国際クマ会議(第17回国際クマ会議 主催:国際クマ協会)を長野県軽井沢町の星野ホテルブレストンコートで開催し、政府の経済的な支援が全く無いにも関わらず、参加登録者数348名、過去最多の37カ国の参加国を得て成功裏に終了した実績があります。なお、会員や寄付は随時募集中とのことです。詳しくは日本クマネットワークの公式サイトをご覧下さい。
●日本クマネットワーク(JBN) http://www.japanbear.org/
2006/12/06 クマの体毛のDNA分析でクマ生息状況を把握(石川県)
石川県では「ヘア・トラップ」法で採取したクマの体毛のDNA分析を行い、クマの生息状況を把握する試みを実施中です。
石川県は平成18年7月下旬から白山市で20カ所、小松市で16カ所にヘア・トラップを設置しました。10月までに採集されたツキノワグマの体毛を、石川県立大学のDNA分析機にかけて個体識別を進めています。2007年早々にも分析は終わり、一帯のクマの生息数や移動の状況が判明する見通しです。
そして、2005年からヘア・トラップ法でクマの調査を行っている富山県や、今年から調査を開始した福井県の今期のデータと交換、比較し、2004年の北陸で起きたクマの大量出没や、さらに今年の異常出没の背景解明などにも役立てたいとしています。詳しくは中日新聞のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年12月6日 中日新聞)
●中日新聞掲載された記事 http://www.chunichi.co.jp/00/ikw/20061206/lcl_____ikw_____000.shtml
2006/11/25 カモ猟中のハンターがクマに襲われ大けが(青森県)
11月23日午前7時20分頃、青森県鰺ヶ沢町舘前在住の男性(61)が自宅近くの山の中でツキノワグマに襲われ、頭や顔などを引っ掻かれて重傷を負いました。
鰺ヶ沢署によると、男性は同日午前7時頃1人で山に入り、約30分後に顔を血だらけにして自宅に逃げ帰り、病院に搬送されたそうです。(引用記事:平成18年11月24日 岩手日報)
11月24日付東奥日報によると、クマに襲われた男性は24日午前7時頃、散弾銃を携帯して一人でカモ猟に出掛けたと載っていました。入山して間もなく、ツキノワグマと遭遇し、爪で引っかかれ、鼻骨を骨折したほか、前頭部や顔などに裂傷を負ったそうです。クマは体長約1.5メートルだったそうです。詳細は東奥日報のウェブページをご覧下さい。
●関連記事(東奥日報) http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/20061123193018.asp
2006/11/25 ツキノワグマ異常出没と対策に関する声明
2006年の本州各地でのツキノワグマ大量出没によって、人や農作物への被害が絶えない一方、安易な駆除による対応も数多く行なわれており、絶滅が心配されるツキノワグマの減少に拍車がかかることも懸念されています。そこで(財)世界自然保護基金日本委員会(WWF
JAPAN)は11月17日、この現状について声明を発表しました。詳細はWWF
JAPANのウェブページをご覧下さい。
●(財)世界自然保護基金日本委員会(WWF
JAPAN)の声明文 http://www.wwf.or.jp/activity/wildlife/news/2006/20061119.htm
2006/11/25 クマの記事紹介No.3
(財)世界自然保護基金日本委員会(WWF
JAPAN)のニュースレタ『WWF』No.335
2006年12月号に、『報告・国際クマ会議』が掲載されています。2006年10月に長野県軽井沢町で開催された第17回国際クマ会議のレポートです。
その他にも、特集『北極圏からの警告 地球温暖化の防止に向けて』の中で、地球温暖化の影響で絶滅の可能性がささやかれているホッキョクグマの問題などにも触れられています。
なお、当社はWWF JAPAN
の法人会員として、WWFの活動を支援しております。
●(財)世界自然保護基金日本委員会(WWF
JAPAN) http://www.wwf.or.jp/
2006/11/25 クマの記事紹介No.2
11月24日付け朝日新聞北海道版に『人間恐れぬ「問題ヒグマ」急増』という記事が掲載されました。道新の記者が、北海道環境科学研究センターのヒグマの専門家に取材したものをまとめた内容ですが、とても多重様な事が掲載されています。ぜひご一読下さい。詳細は朝日新聞社のウェブページをご覧下さい。
●朝日新聞の掲載記事 http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000611240007
2006/11/25 クマの記事紹介No.1
11月24日発売の「週刊金曜日」誌に「クマと共に生きられますか」というタイトルの記事が掲載になりました。執筆者はフリーランス記者の平田剛士さんです。平野さんからのメッセージは次の通りです。興味のある方はぜひご一読下さい。
「9月に長野で起きた人身事故の現場ルポと、軽井沢でのクマ会議の模様などを盛り込みました。どうぞご購読いただき、ご批判などいただけましたら幸いです。」
(※平野剛士さんの承諾を得たうえで、WildlifeMLに配信された投稿を転載いたしました)
●週刊金曜日 http://www.kinyobi.co.jp/Recent
2006/11/24 暴力ザルに明日はない
ニホンザルに次々と襲われ、人身被害者数が11人となった岩手県八幡平市で23日、住民や観光客に暴力を振るって負傷させていた犯人とみられる猿が駆除されました。
【2006年11月22日 岩手日報】
11月21日午後4時頃、岩手県八幡平市野駄の国道282号線で、同市の小学生4年生児(10)がニホンザルに噛まれ、頭や腰などに軽傷を負いました。岩手署によると、現場は旧西根町と旧松尾村境の水田地帯です。女児は現場近くの友人宅に遊びに行く途中で、自転車を押しながら歩いていたところを猿に襲われました。猿は雄の成獣とみられ、JR平舘駅前などから約2キロ逃走し、平舘地区中心部の森に逃げ込んだ。
【2006年11月23日 岩手日報】
猿に襲われけが人が相次いでいる八幡平市は22日、盛岡保健所に有害駆除の申請を行い許可を得ました。同市では22日も女性(71)が左肘を猿に噛まれ負傷しています。八幡平市によると、10月から出没が相次ぎ、これまでに怪我をした住民や観光客は11人に上っています。
市などによると、猿は22日昼頃、平舘地区のショッピングセンター付近に出没。国道282号線沿いの市総合運動公園付近で女性を襲い山林に逃げ込みました。21日は平舘地区で女児が襲われたばかりでした。追跡した猟友会員によると、猿はかなり大きな雄ということです。
八幡平市農林課によると、猿は10月上旬に安比高原周辺と田山地区に出没。その後八幡平アスピーテライン、樹海ライン、松川地区の森の大橋周辺、畑地区、野駄地区などで確認されていました。襲われた11人中7人は観光客で、観光バスを降りて猿に近づき襲われたそうです。
【2006年11月24日 岩手日報】
八幡平市は23日、同市大更の山林内で、住民や観光客に危害を加えたとみられるニホンザルを駆除しました。同市などによると、同日午後零時45分頃、同市大更の国道282号線の歩道を猿が歩いているとの通報があり、駆けつけた猟友会員が山林内で猿を見つけ駆除しました。猿は雄の成獣で、体長75センチ、体重15キロ。左目が小さいのが特徴でした。
現場は八幡平市の中心部の国道282号線上町交差点北側から約500メートル北側のの山林。同市は22日に盛岡保健所から銃器使用を含めた有害鳥獣捕獲許可を受け、西根、松尾猟友会24人は23日朝から大更地区で猿を探していました。
2006/11/24 準空気銃が規制の対象に 改正銃刀法施行
改正銃刀法で怪我を負わせる威力があるとして新たに規制の対象となった準空気銃について、岩手県警は「所持している場合、来年2月20日までに自分で破棄するか威力を弱める処置をしてほしい」と呼びかけています。改正銃刀法では強力に弾丸を発射できる準空気銃の所持を禁止しています。準空気銃とは、人の体に出血や痣などの怪我を負わせる威力を持ったものと規定されています。一般的に使用されているプラスチック製の6ミリ弾の場合でも、空き缶を貫通する威力を持っています。人にほとんど怪我を負わせないエアガンは対象外です。同胞に違反した場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。平成18年8月21日に施行されています。詳細は下記に政府広報オンラインの関連ページをご覧下さい。(引用記事:平成18年11月19日 岩手日報)
●関連ページ(政府広報オンライン) http://www.gov-online.go.jp/pickup/2006_08/pickup_b.html
(コメント)改正法では、生命を侵害する危険がないエアソフトガン(通称「エアガン」)でも、人を傷害できる威力をもつものは、「準空気銃」として、空気銃を含む銃砲刀剣類と同様に所持が禁止されます。ここで問題にしたい点は、地域的に大きな社会問題となっている猿害(ニホンザルによる農作物被害や人身被害、精神的被害などの問題)の対策に、各地の自治体や個人がエアソフトガンを利用していることです。
米国と異なり日本では銃器を用いての野生動物の駆除・追い払いには特別の許可が必用になります。住民からの苦情や要請があっても、自治体の職員が業務でも無許可で銃器を使用することはできませんし、目の前で自分が栽培している大切な野菜や果樹が野生動物に荒らされていたとしても、農家が無許可で銃器を使用することもできません。そこで、玩具として市販されている自動連発式のエアガン(マシンガン、自動小銃タイプ)のエアガンを、猿の追い払い用として各地の自治体や個人が所持、使用しています。
野生動物対策でエアガンを用いる場合、効果を高める場合には飛距離を延ばし、相手に与えるショック(痛み)を強くすることが必用です。もちろん、相手が加害獣だとしても、半矢にしたり殺すことは法律に違反し、罰せられます。
違法改造されたエアソフトガンによる犯罪の締め出しが、今回の改訂銃刀法の目的ではないでしょうか。おそらく、霞ヶ関や警察関係者は、エアソフトガンが野生動物被害対策で利用されていることは念頭に置いていなかったと考えられます。今回のエアソフトガンの規制強化が、猿害対策にどのような影響を与えるのかを、今後注目していきたいと思います。
2006/11/24 番組放送時間変更のお知らせ
11月22日(水)にお知らせした放送番組が、国会中継のために変更になりました。改めてお知らせいたします。
11月24日(金) NHK総合テレビ 「スタジオパーク」午後1時42分頃〜8分間、 生放送 暮らしの中のニュース解説で、〜危機せまる大型類人猿〜(藤原正信 解説委員)が放送予定です。
2006/11/22 韓国でも日本のクマ騒動に注目!?
大韓民国第2のテレビ・ラジオ放送局の韓国文化放送(MBC)から、今年のクマ避けグッズの売れ行きについて電話で取材を受けました。日本のクマ騒動について、お隣の韓国でも注目されているということでしょうか?
最新の情報によると、10月末現在の速報(修正済み)値では、山形県604頭、長野県551頭、新潟県415頭、福島県379頭、秋田県287頭、群馬県283頭、岩手県223頭、岐阜県187頭、福井県171頭、宮城県183頭、広島県138頭など、ツキノワグマの捕獲数は総計で4,318頭(学習放獣個体も含む)に達しているそうです。
日本国内のツキノワグマの推定生息数は10,000頭〜15,000頭と考えられているので、全体の約43%〜29%の個体数がわずか数ヶ月間で失われたことになります。このような短期間での野生動物の大量殺戮は、世界的に見ても近年あまり例がないのではないでしょうか。
日本のツキノワグマ個体群に大きな打撃を与えてしまった結果、今後どのような形で生態系や私たちの生活に影響が及ぼされるのかは、まったく想像つきません。いずれにしても、今年は大変な年になってしまいました。
2006/11/22 テレビ番組のご案内
11月22日(水) NHK総合テレビ 「スタジオパーク」午後1時42分頃〜8分間、 生放送 暮らしの中のニュース解説で、〜危機せまる大型類人猿〜(藤原正信 解説委員)が放送予定です。
ただし、急に国会中継の場合は番組が変更になりますので予めご了承下さい。
2006/11/20 クマ遭遇体験談
お客様から寄せられた貴重なクマ遭遇体験談を、ご本人のご了解が得られましたので掲載させていただきました。
『今年10月22日群馬県沼田市の玉原高原に行った時遭遇しました。ブナ平を歩き鹿俣山の登りに差し掛かったときにガサゴソ音がすると思って犬を連れて歩いてたので、そいつかと思ったのですが、上で音がするので見上げると、なんと枯れ木に熊が張り付いてました。この距離は突発的遭遇みたいです。10mも離れていませんでした。熊の方が先に気づいたようです。僕は少し緊張して目を離さずに右手をウエストポーチにしまってあるデジカメを取ろうとして動かしたら、熊はスルスルと木から降りて笹薮に消えて行きました。子熊みたいでした。』
貴重なクマとの遭遇情報をお寄せいただき誠におありがとうございました。情報をお寄せいただいた方は、後日群馬県の倉渕村(現在は高崎市)の笹塒山に行き、クマダナを発見しています。
2006/11/20 冬眠の謎を探る
11月19日付日本経済新聞のサイエンス欄に、『冬眠 謎のメカニズム ホルモン発見で急速に解明進む』という記事が掲載されていました。シマリスは体内で作られる冬眠ホルモン(HP)が影響していますが、クマの冬眠については、まだ解明が進んでいません。また、リスやクマなど恒温動物の冬眠(クマの場合「冬ごもり」と表現される場合がある)と、ヘビやカエルなど変温動物の冬眠は別のメカニズムとされているそうです。
クマの冬眠の謎を解明する一環として、今冬に上野動物園は、ツキノワグマの冬眠の様子を一般公開しながら研究に取り組という、世界で初めての公開実験を予定しています。
野生の状態を再現するために、2歳の雌のツキノワグマ(クー)に1キロ多い4キロのエサを毎日与え続け、脂肪を蓄えさせてきました。既に50キロ以上肥えているとのことです。11月下旬に室内展示室に移動させ、徐々にエサの量を減らしながら室温を下げます。12月上旬には給餌を止める予定です。クマは1週間もすれば摂氏5度を保った、木の葉を敷き詰めた冬眠ブースで冬眠をはじめるとのこと。来年4月中旬に目覚めるまで体温や心拍数を記録し、クマの冬眠の謎解明を進めるということです。実験の成功を期待したし、公開実験ですから、都合がつけばぜひ見てみたいものです。(引用記事: 平成18年11月19日 日本経済新聞)
コメント)上野動物園での公開実験は、秋田県の山奥を想定したものだということです。以前、秋田県阿仁町(現北秋田市)のマタギから教えられたことですが、クマは冬至の前後2週間に穴に入る(冬眠する)そうです。山にエサが豊富な年は穴に入るのが遅くなり、エサが乏しい年には早く穴に入るとも。冬眠から覚めるのは若いクマが早く、次に大きなクマが穴から出てきて、最後に子グマを連れた母グマが穴から出るとも教えられました。山では2月下旬から3月上旬にはクマは活動をはじめていることから、上野動物園で実験に使われるクマは2歳の雌のツキノワグマなので、冬眠明けの時期は予定している4月中旬よりも早くなるのではないかと考えられます。
2006/11/19 クマ騒動特需? クマ警告標識の注文が殺到
今秋、全国的にクマが人里に出没する騒動が相次ぎ、道路標識を製造する「東北積水樹脂」(宮城県柴田町)では、クマ出没を警告する道路標識の製造に大忙しです。
同社によると、東北、北海道など自治体からの依頼は例年を上回り、問い合わせも増えているという。詳しくは河北新報社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年11月16日 河北新報)
当社にも、たまにクマ出没の標識の問い合わせが来ることがありますが、当社では扱っておりません。クマの道路標識に興味のある方は東北積水樹脂(株)に直接お問い合せ下さい。
●河北新報の掲載記事 http://www.kahoku.co.jp/news/2006/11/20061117t13020.htm
●東北積水樹脂(株)/積水グループ、積水樹脂株式会社の関連会社
宮城県柴田郡柴田町大字四日市場字二本木86-1 TEL:0224-56-5510
2006/11/19 山梨県内各地でクマが出没 大捕物
11月15日午前9時15分頃、山梨県身延町上之平の常葉川沿いの民家が並ぶ地域にツキノワグマ(体長約70センチ、体重約15キロ、雌)が出没。通報を受けた町職員が辺りを捜査し、捕獲しようとしたところ高さ12メートルの木の上に逃走。市川署員や峡南消防本部中部署員、地元猟友会メンバーら約50人が現場に集合、約3時間半の大捕物を展開。クマは捕獲され駆除されました。
11月15日午後1時半頃、山梨県鰍沢町駅前通二丁目の民家の庭にツキノワグマ(体長約80センチ、推定年齢1歳、雌)が出没し、ミツバチの養蜂箱を荒らしているところを住民に発見されました。クマはクリの木に逃げ登りましたが、約1時間後に降りてきたところを地元猟友会によって駆除されました。
また、山梨県富士吉田市上暮地の民家の庭で、柿を食べているツキノワグマが目撃されたことを受けて、富士吉田市は11月15日、目撃現場周辺でクマの餌になっている柿を摘み取る作業をしました。この日は同市農林課職員が土地所有者の了解を得た上で、実が付いた枝を切り落とすなどしました。詳しくは山梨日日新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年11月16日 山梨日日新聞)
●山梨日日新聞の掲載記事 http://www.sannichi.co.jp/DAILY/news/2006/11/16/2.html
2006/11/19 人身被害情報(山梨県)
11月11日午前7時頃、山梨県北杜市須玉町下津金のリンゴ畑付近の山林で、甲斐市竜王新町在住の男性(62)がツキノワグマに襲われ、頭などを引っ掻かれて顔の骨を折るなどの重傷を負いました。
韮崎署の調べによると、男性は農作業のため、現場近くの小屋に宿泊していました。物音がしたので外に出るとクマがいて、突然襲われたそうです。北杜市須玉総合支所は町内全域に防災無線で注意を呼び掛け、地元猟友会に捕獲用のおりの設置を依頼するなどの対応を取っています。
山梨県内では今年ツキノワグマの出没が相次いでいます。10月下旬には中央市木原の農道で、女性がクマに襲われて頭や足に負傷しています。詳しくは山梨日日新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年11月12日 山梨日日新聞)
●山梨日日新聞の掲載記事 http://www.sannichi.co.jp/DAILY/news/2006/11/12/3.html
●現場付近の地図(Mapion) http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=Air&nl=35/50/57.483&el=138/27/31.100&scl=5000
2006/11/19 各地のクマ対策の取り組み
11月11日付け朝日新聞朝刊に『”クマ被害NO” ”爆竹で「お仕置き」長野 研究もとに注意報 岩手” 〜生ごみや果実は放置したらダメ〜 環境省の対応マニュアル』という記事が掲載され、各地の被害対策の取り組みの事例が多数紹介されました。以下は記事で紹介されていた取り組み例です。(引用記事:平成18年11月11日 朝日新聞朝刊)
石川県・・・今年に入り10月までに292件の目撃情報が寄せられる(昨年同期55件)。白山市/クマが柿の木に登れなくするために木にトタンを巻き付けた。
富山県・・・今年に入り10月までに760件の出没が確認。行政は柿の実を摘み取るように呼びかけ、(富山市では)高齢者世帯では富山市の職員が手伝っている。また、クマとの緩衝地帯となっていた里山の荒廃がクマが人里に出没する一因として、来年度から里山の整備に乗り出す。
長野県・・・捕獲したクマに熊撃退スプレーや爆竹、カレリアン・ベアドッグ(軽井沢市)を用いて、捕獲したクマに人間の怖さを教えて山に戻す「学習放獣」をしている。現在21頭に電波発信機を付けて行動調査をしている。
軽井沢町/町から委託されたNPO法人ピッキオが、米国からカレリアン・ベアドッグを2頭導入し、春から秋にかけて夜間パトロールや「追い払い」などを行っている。
岩手県・・・独立行政法人森林総合研究所東北支所(岩手県盛岡市)の研究成果をもとに、今年3月全国に先駆けて「クマ出没注意報」を発令した。県自然保護課によると、ブナの実が凶作で、クマの出没が435件と多かった2001年の人身被害は24人。2006年は目撃情報516件(1〜9月)で人身被害は15人だった。検証はこれからだが、「シーズン前に知らせる効果があったのでは」としている。
2006/11/15 コナラ植樹で人とクマとの共生事業(岩手県紫波町)
岩手県紫波郡紫波町は循環型町づくりの一環として、11月11日に同町土舘の山王海ダム上流部の町有地・平成の森で、中学生や一般がコナラの植樹を行いました。
クマの人里への出没が相次いでいますが、野生動物と人との共生を目指し森を豊にすることが植樹の目的です。紫波一中、紫波三中の生徒を中心に一般を含め約60人が参加し、ツキノワグマの餌になるドングリが実るコナラの苗木200本を植樹し、自然の大切さに理解を深めました。2002年から植樹している区域ですが、冬の大雪で被害を受けた苗木も多く、参加者は熱心に作業に取り組みました。(引用記事:平成18年11月14日 岩手日報)
2006/11/15 福井県大野市にクマ出没 市街地で人身被害
11月11日午前8時20分頃、福井県大野市春日1丁目で、撚糸会社社長の男性(69)が、自宅に隣接する撚糸工場の玄関から外へ出たところ、ツキノワグマと鉢合わせになり、頭や左顔面を引っかかれて約2週間の怪我を負いました。
通報を受けた大野市は現場一帯を立ち入り禁止にして、猟友会会員15人と大野署員らが付近を捜索しました。そして、同日午前10時15分頃、同工場内にいるクマを発見、捕殺しました。ツキノワグマは体長約1.2メートル、体重約70キロの雌でした。
現場は通称こぶし通り付近の住宅密集地で、クマが見つかるまで警戒する猟友会員らでものものしい雰囲気となりました。詳細は中日新聞のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年11月12日 中日新聞)
●中日新聞の掲載記事 http://www.chunichi.co.jp/00/fki/20061112/lcl_____fki_____002.shtml
●現場付近の地図(Mapion) http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=Air&nl=35/58/32.534&el=136/29/49.790&scl=5000
コメント)地図を拡大(縮尺を大きくする)してみると、近くに飯降山がある(事故現場の左方向)のが分かります。これは推測ですが、飯降山からクマは山麓、市街地へと夜間に移動してきたのではないかと思われます。
2006/11/12 環境省がクマ出没対応マニュアル(暫定版)を作成しました
環境省が『クマ出没対応マニュアル』(暫定版)を作成しました。環境省の公式サイトからダウンロードして閲覧することが可能です。
ヒグマとツキノワグマの人里への出没により、平成18年度は各地で人身等への被害が発生しています。これに伴い、クマ類の捕獲数も増加しており(平成18年10月末現在ツキノワグマだけで捕殺数3,655頭、放獣など非捕殺数362頭、合計4017頭が捕獲)、クマ類の適切な保護管理の観点から慎重な対応が求められています。クマ類の出没から人身被害等を減らすことは、クマ類の適切な保護管理に資するものであるとの考えに基づき、環境省が作成したクマ出没対応マニュアル(暫定版)は、生息地周辺住民の方々や鳥獣行政の担当者の方々に注意していただきたい事項をまとめたものとのことです。(※環境省のウェブページより引用)
この『クマ出没対応マニュアル』(暫定版)は、(1)クマ類の生息地周辺等の皆様へ、(2)地方公共団体の鳥獣行政担当の皆様へ、(3)クマ対策に役立つ都道府県のホームページアドレス、(4)説明写真・図・・・から構成されています。ぜひ多くの方に御覧いただきたいと希望します。詳しくは以下の環境省の公式サイトをご覧下さい。
●環境省の『クマ出没対応マニュアル』(暫定版)のウェブページ http://www.env.go.jp/nature/yasei/kuma_manual/
2006/11/12 2006年度 ツキノワグマ出没への考察
NPO法人日本ツキノワグマ研究所のウェブページに、『2006年度 ツキノワグマ出没への考察』が掲載されています。
クマの大出没には「飢餓型大出没」と「肥満型大出没」の2タイプがあるそうです。興味のある方はNPO法人日本ツキノワグマ研究所のウェブページをご覧下さい。
●NPO法人日本ツキノワグマ研究所 http://ha3.seikyou.ne.jp/home/kmaita/
2006/11/11 BE-PALにクマの記事が掲載
先月長野県軽井沢町で開催された第17回国際クマ会議にも取材にみえた、ライターの佐藤さんが担当した特集が、小学館のアウトドア雑誌『BE-PAL』2006年12月号(11月10日発売)に掲載されています。
クマの記事が書かれているのは、特集「アウトドア危険「回避術」の中です。その中で、当社が輸入販売している元祖熊撃退スプレー『カウンターアソールト』についても紹介されており、問い合わせ先として当社の連絡先も掲載になっています。
その他、『アウトドア・ヒット商品 小特集 いま、売れている道具 79」など興味深い記事も載っているので、興味のある方はお近くの書店かコンビニなどでお買い求め下さい。
●BE-PALの公式サイト http://www.bepal.net/
2006/11/11 テレビ番組のご案内1
11月13日(月) NHK総合テレビ 生 全国放送「スタジオパークからこんにちは」の中で、午後1時42分頃〜8分間 『暮らしの中のニュース解説 〜動物の環境エンリッチメント〜』が放送になる予定です。ぜひご覧下さい。
2006/11/11 テレビ番組のご案内2
11月11日(土)NHK総合第一テレビ NHK週間こどもニュースの中で、 18:10〜18:42 『ナットク定食 「どうして多い?クマ被害」』が放送なる予定です。
長野県軽井沢町でカレリアン・ベアドッグを用いるなどのクマ対策で活躍しているNPO法人ピッキオも、同番組の取材を受けているとのことです。ぜひご覧下さい。
●週間こどもニュースのHP http://www.nhk.or.jp/kdns/
2006/11/11 栃木県も今期のツキノワグマ猟の自粛を要請
11月10日栃木県では、ツキノワグマの狩猟自粛要請を、栃木県猟友会および県外からの狩猟者の所属する猟友会あて通知しました。
平成18年度の栃木県のツキノワグマ有害捕獲数は、11月10日現在で90頭(うち、捕殺が79頭)に達しています。これは過去最多数を数えた平成15年度の44頭(捕殺41頭)をはるかに上回る数値です。栃木県では平成18年9月からツキノワグマの特定計画をスタートさせており、その中で、過去2年間の狩猟、駆除捕獲数と併せて135頭(年平均45頭)を超えたときに、自粛要請すると決めていることに基づく処置となります。
●栃木県の公式サイト http://www.pref.tochigi.jp/
●栃木県ツキノワグマ保護管理計画の策定に関してのウェブページ http://www.pref.tochigi.jp/shizen/sonota/shizen/kuma-keikaku.html
2006/11/11 日本農業新聞がクマの特集記事を掲載
島根県の益田森林・林業普及及び情報blog.に日本農業新聞に掲載されたクマの特集記事がアップされています。興味のある方はご覧下さい。
●ブログ「益田森林・林業普及情報」 http://blog.goo.ne.jp/f-masuda_001/e/802b1855772d77716d579151d388adcb
2006/11/11 JBNが今期のツキノワグマの狩猟自粛要望書を送付
11月9日環境省記者クラブにて、日本クマネットワーク(JBN)代表の坪田敏男氏(岐阜大学教授)がJBNとして、各都府県知事および猟友会支部長宛に今期のツキノワグマの狩猟自粛要望書を送付(11月8日発送済)したことを記者発表いたしました。
日本クマネットワークは、国内の主なクマの研究者や専門家が核となって運営されているNGOです。先月長野県軽井沢町で、アジアで初めて開催された第17回国際クマ会議を企画・運営したのも、同NGOの有志で組織された開催実行委員会でした。
●日本クマネットワーク(JBN) http://www.japanbear.org/
2006/11/11 環境省がクマ出没多発で緊急対応マニュアルを策定へ向け始動
2006年11月7日のasah.comに、『クマ出没多発で緊急対応マニュアル 環境省
策定へ』という記事が載りました。すでにご存じの方も多いかと思いますが、人里へのクマの出没が全国的に過去
最多のペースになっていることから、環境省は7日、初の緊急対応マニュアル
を策定することを決めたとのことです。正式版をリリースする前に、暫定版を
今月中に作るともあります。
それから、特にクマによる被害が多い福島、長野、富山3県と協力して、出没
する原因を調査するとありますが、農作物被害・人身被害共に毎年多い岩手県が、調査地に含まれていないのが残念です(人身被害が毎年10人前後起きている
自治体は岩手県だけなのですから)。
ちなみに、同省が都道府県から調査したところ、10月末現在で、過去最多の
約3700頭のクマが捕獲され、約130人が被害に遭った(うち5人死亡)
と記事に書かれていました。何月何日時点のデータかわりませんが、捕獲数と
被害者数は毎日変化すると思われるので、リアルタイムで数値が分かる(公開
される)システムがあると良いと思いました。
詳しいマニュアルの内容は、11月10日に東京都内に専門家を集めて検討を始めると、記事には書かれてあります。詳細はasahi.comのウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年11月7日 asahi.com)
●『クマ出没多発で緊急対応マニュアル 環境省策定へ』
http://www.asahi.com/national/update/1107/TKY200611070358.html
2006/11/11 島根県内のクマ目撃数のH13~H18のデータ
島根県西部農林振興センター益田事務所 林業普及グループの甲佐さんが運営
されているブログ「益田森林・林業普及情報」に、平成13年度から平成18年度
(11月現在分)までの月別のクマ目撃件数のデータが掲載されています。貴重なデータだと思うので、興味のある方はぜひご覧下さい。
なお、島根県益田管内は西中国山地に抱かれ、島根県内でも熊の出没や被害が
昔から多い地域です。同県のクマ対策重点地域であり、専従のクマ対策指導員が1名、島根県西部農
林振興センター益田事務所に勤務しています。また、電柵の貸出の事業も行っ
ています。
●ブログ「益田森林・林業普及情報」 http://blog.goo.ne.jp/f-masuda_001
2006/11/11 長野県でのクマの捕獲数が426頭!クマ猟の自粛を呼びかける
長野県内で平成18年度に捕殺されたツキノワグマが10月末で426頭に上ったことが、11月8日に長野県森林整備課のまとめで分かりました。年間捕殺数の過去最多を更新した9月末のまとめから137頭も増えています。うちお仕置きをしてクマを山に放す「学習放獣」の頭数は、9月末から15頭増えて124頭になりました。
野生動物保護のため県が定めている「特定鳥獣保護管理計画」では、有害捕殺と狩猟を合わせたツキノワグマの年間捕獲頭数の上限(平成18年度)は150頭と定められています。11月15日に狩猟が解禁されますが、長野県は狩猟者にツキノワグマ猟の自粛を呼びかけています。詳細は信濃毎日新聞のウェブサイトをご覧下さい。(引用記事 平成18年11月9日 信濃毎日新聞)
●信濃毎日新聞 http://www.shinmai.co.jp/news/20061109/KT061108FTI090015000022.htm
2006/11/09 投稿文「クマは殺さず脅かして追放を」
11月6日付け朝日新聞朝刊の『声』のコーナーに、「クマは殺さずに脅かして追放を」という群馬県館林在住の中学教員・男性の投稿が掲載されておりました。
絶滅が心配されるツキノワグマが今年度、全国で約3000頭捕獲され、そのうちの9割が殺されたという、10月31日朝日新聞朝刊に掲載された記事に基づいて、このまま捕殺が続けば、四国や九州のツキノワグマと同様に、東日本でもツキノワグマが絶滅に追い込まれるかもしれないと現状を心配されております。
ツキノワグマも他の動物と同様に生態系の一部であるから、人が人為的に個体数調整(捕殺)をしなくても生態系の食物連鎖の中で自然に調整されるので、ツキノワグマを安易に殺すべきではないと述べられています。自治体は唐辛子スプレーなどを使ってクマと人との接触の怖さを教えてから、山に戻す「学習放獣」を基本にすべきであり、ツキノワグマを絶滅させないように知恵を出し合うべきだとまとめられておりました。(引用記事:平成18年11月6日 朝日新聞)
2006/11/09 人身被害情報(岩手県)
11月4日午前6時40分頃、岩手県釜石市甲子町の農道で、釜石市在住の男性(43)が子グマを連れたクマに襲われ、頭や腕などに軽傷を負いました。本年度の岩手県内でのクマによる人身被害は14件15人となりました。
釜石署の調べによると、男性は同日午前6時15分頃、甲子柿(釜石市の特産物)作りのため母親と自宅から現場付近の作業小屋に移動しました。現場が柿畑の近くにあり、数日前から子連れのクマが目撃されていたので、男性がクマがいるか見てくるといって小屋の外に出たときに、周辺にいたクマに襲われたとみられます。釜石市などでは防災行政無線で注意を呼びかけました。詳しくは岩手日報のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年11月5日 岩手日報)
●岩手日報の掲載記事 http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m11/d05/NippoNews_7.html
2006/11/03 連休のお知らせ
11月3日より11月5日まで祝日及び定休日で業務をお休みいたします。宜しくお願い申し上げます。
2006/11/03 今期のクマ猟の自粛 各県に広がる模様
岩手県は10月25日、11月15日から解禁となる狩猟でのツキノワグマの捕獲の自粛を各都道府県の自治体及び狩猟官系団体に対して自粛を要請しましたが、秋田県や長野県、新潟県などでも同様にツキノワグマの捕獲の自粛の動きが出ているそうです。
先週、環境省の担当者から聞いた話では、環境省として大日本猟友会に対してクマ猟の自粛を特に働きかけていないが、複数の自治体が独自にクマ猟の自粛要請を検討中ということでした。
2006/11/01 本年度のクマの捕獲数が2,900頭を突破!
今年度の人身事故や農作物への被害などの理由で、有害駆除の許可を得て捕獲されたツキノワグマが全国で2,956頭に達した(10月30日現在)ことが、朝日新聞のまとめで分かりました。北陸地方などで大量出没した2004年度の2,241頭を超え、人身事故も死者3人(北海道を含めると5人)、負傷者111人と同年度(死者2人、けが111人)を上回わりました。冬眠に備えて食欲が旺盛なので、11月に入ってもしばらくは出没しそうだということです。詳細はasahi.comのウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年10月31日 朝日新聞)
●朝日新聞の掲載記事 http://www.asahi.com/special/061004/TKY200610300328.html
2006/10/28 岩手県がツキノワグマの狩猟自粛を要請
今年は各地でクマの出没や被害が頻発しております。死亡事故も北海道、長野県、富山県などで起きており、平成16年の秋期に北陸など一部の地域で発生したクマの大量出没の時以上に、社会的にセンセーショナルな事態となっています。
私たちの岩手県も同様で、クマの目撃・出没件数は9月30日時点で既に500件を超えており、人身被害も13件14人に達しております(9月30日現在)。それに伴い、県内の有害捕獲数も激増し、平成18年10月23日現在、既に213頭が有害捕獲(うち20頭放獣)されております。これは、岩手県において最悪の記録であります。
岩手県では平成10年度〜平成12年度にかけて「ツキノワグマ保護管理対策事業」(国庫補助事業)を実施し、その中で岩手県ツキノワグマ研究会(代表:赤塚謙一)に事業委託して行動圏調査(ラジオテレメトリー調査)及び放獣試験調査(お仕置き学習放獣)を行いました。そして、全国に先駆けて「移動放獣技術マニュアル」を平成13年3月に発行しています。さらに、ツキノワグマ保護管理対策事業の調査結果を元に、岩手県内に生息するツキノワグマ地域個体群の長期にわたる安定的な維持並びに人身被害の防止及び農林業被害の軽減を図り、もって人とツキノワグマとの共存を図ることを目的として、平成15年に「ツキノワグマ保護管理計画」を策定し、科学的な見地に基づいた個体数管理に取り組み現在に到っています。
岩手県には2つのツキノワグマの地域個体群(北上高地地域個体群、北奥羽地域個体群)があることが分かっており、「ツキノワグマ保護管理計画」でも2つのユニットに分けて年度ごとの捕獲上限数をツキノワグマ保護管理検討委員会に諮問し、毎年決めています。現在の岩県内のツキノワグマ推定生息数は約1,100頭で、平成18年度の捕獲上限数は94頭(北上高地地域個体群捕獲上限/57頭、北奥羽地域個体捕獲上限/37頭)と、6月5日に開催した「第6回ツキノワグマ保護管理検討委員会」で設定されました。
しかし、前述の通り今年は岩手県内でもクマの出没や被害が頻発したために、各市町村では有害駆除の申請が増え、平成18年10月23日現在、既に213頭が有害捕獲(うち20頭放獣)されており、捕獲上限数を大きく超えていることから、岩手県では「ツキノワグマ保護管理計画」に基づき、今年度のツキノワグマの狩猟自粛について、狩猟団体など関係者に要請することになりました。
10月25日、岩手県は岩手県環境生活自然保護課総括課長名で『岩手県内におけるツキノワグマの狩猟自粛について(要請)』の通知を社団法人岩手県猟友会、各都道府県鳥獣行政主幹課長、各都道府県猟友会長あてに送付しています。あくまで狩猟自粛の要請なので強制力はなく、仮に法定猟期内に岩手県でツキノワグマを狩猟しても罰則はありません。ただし、推定生息数の約17.5%の個体が既に捕殺されており、岩手県内に生息するツキノワグマ地域個体群の長期にわたる安定的な維持に危険信号がともってしまったことから、岩手県内での今期のツキノワグマの狩猟は必ず自粛していただきたいと切に願います。
2006/10/28 富山県内でツキノワグマに襲われ男性が死亡
10月26日午前6時半頃、富山県入善町舟見の住宅街の路上で、犬を連れて散歩をしていた近くに住む男性(71)がツキノワグマに襲われ、首などを引っかかれました。男性の叫び声を聞いた住民が、道路に倒れている男性とそのそばを歩いているクマを目撃し、すぐに110番通報をしました。男性は黒部市民病院に搬送されましたが、同7時46分、出血性ショックで死亡しました。クマは路地づたいに東側の山中へ逃げ、同町猟友会員らが探したが、見つかりませんでした。富山県内でのツキノワグマによる死亡事故は、昭和45年の調査開始以来、2件目です。平成16年10月、富山市青柳で女性が襲われ、その時の怪我が原因で翌年1月にお亡くなりになっています。
現場は町役場から約10キロ離れ、黒部市宇奈月町、朝日町と隣接した舟見地区の中心部です。入善町舟見は昔の宿場町で、旧北陸道だった県道沿いを中心に住宅や商店が密集しています。襲われた場所近くに舟見保育所や舟見中学校があります。山間部に近い入善町舟見地区は今月に入ってからクマの出没が相次いでおり、26日も午前6時から町職員らが警戒に回っていました。
死亡した男性は毎朝犬の散歩に出掛けるのが日課で、この日も午前6時ごろ自宅を出たそうです。不意にクマに襲われたとみられ、右首に最大で深さ5センチに達する引っかき傷のほか、頭部や顔にも複数の傷がありました。襲われた後に姿が見えなくなった犬は、しばらくして男性の自宅に戻ってきたということです。
男性宅と隣家の間には、カキの種が混じった新しいクマの糞が残っていました。クマは現場から県道を横切り、北側の住宅密集地を抜けて舟川を渡り、約15分後に山中へ入っていきました。詳細は以下の北日本新聞のウェブページをご覧下さい。(引用記事 平成18年10月26日と27日の北日本新聞)
●北日本新聞のウェブページの掲載記事(26日) http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20061026/1018.html
●北日本新聞のウェブページの掲載記事(26日) http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20061026/1025.html
●北日本新聞のウェブページの掲載記事(27日) http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20061027/1031.html
●北日本新聞のウェブページの掲載記事(27日) http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20061027/1032.html
●おおよその事故現場 http://www.mapion.co.jp/c/f?grp=Air&uc=1&scl=25000&el=137%2F33%2F18.405&pnf=1&size=600%2C550&sfn=Air_maps_00&nl=36%2F52%2F59.754&map.x=310&map.y=293
●入善町役場のウェブページ 『クマ出没にご注意を!』 http://www.town.nyuzen.toyama.jp/usr/osirase/kumachuui.htm
2006/10/28 ハンターがクマに襲われ負傷(岐阜県)
10月23日午前7時半頃、岐阜県関ケ原町関ケ原の山林で、仕掛けてあった箱罠にツキノワグマが入っているのを地元の猟友会の男性(53)が発見しました。約20分後に仲間の猟友会員2人と一緒に箱罠に近づいたところ、クマが暴れて罠から脱出し、男性に襲いかかりました。男性は頭や手足に怪我を負いました。詳しくは山陰中央新報のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年10月23日 山陰中央新報)
●山陰中央新報のウェブページの掲載記事 http://www.sanin-chuo.co.jp/newspack/modules/news/article.php?storyid=826531011
2006/10/28 埼玉県にもクマ出没
10月26日に埼玉県寄居町で、近所の住民に見つかってしまい驚いた子グマが神社の境内に逃げ込み、高さ約20メートルの杉の木に登ったまま籠城してしまいました。麻酔銃を撃っても命中せず、町役場と警察が地元猟友会に射殺を依頼しました。しかし、「小さいのに可哀想」と反対されました。そこで、生け捕り捕獲に方針を変更したそうです。(引用記事 平成18年10月27日 朝日新聞「青鉛筆」)
2006/10/26 福井市がクマ対策本部設置(福井県)
市街地にもツキノワグマが出没している福井県福井市は10月24日、農林水産部内に「クマ対策本部」を設置し、部局単位で被害を防ぐ措置を実施していくことになりました。福井市林業水産課によると、クマが多く出没する東藤島や一乗、東郷などの地区を、福井市の職員が当面2班体制で、朝夕の2回巡回するとのことです。また、クマを捕獲するための檻3基を30日までに新規購入し、出没地域に設置する方針です。
市内では本年度に入って10月23日までにクマの出没件数が95件に上り、過去5年間で最も多かった2004年度の143件に次いでいます。10月11日と17日には、市民2人がクマに襲われ負傷しています。また、10月15日と19日には、住宅密集地の下馬1丁目と和田2丁目でもクマが出没しています。詳細は中日新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年10月25日 中日新聞)
●中日新聞社のウェブページの掲載記事 http://www.chunichi.co.jp/00/fki/20061025/lcl_____fki_____001.shtml
2006/10/26 クマがATMコーナーに出没!?(石川県)
10月23日午前11時50分頃、福井県永平寺町山王の福井銀行上志比支店で、「現金自動預払機(ATM)コーナー内にツキノワグマがいる」と永平寺町役場上志比支所に通報がありました。
同支店の話では、店舗入り口に設置されたATMを利用していた女性客が振り返ったら、クマが1頭がいたため店舗内へ避難したそうです。クマはATM機に飛び乗った後に店外へ逃げ去りました。支店の入り口は自動ドアですが、空調などのために開放してあったとのこと。女性客と店内にいた3人の行員に怪我はありませんでした。駆けつけた町職員や猟友会員らが捜索し、付近の雑木林でクマを発見、射殺しました。クマは推定2歳のメスで、体長約1.3メートル、体重約60キロ。
10月23日は福井県内各地でクマの出没があり、勝山市北郷町東野では23日、ツキノワグマを1頭を捕獲し、奥山へ放獣しました。
また、大野市では23日、東山の用水路工事現場などにツキノワグマが出没し、捕獲隊員に向かってきた2頭を射殺しました。詳細は中日新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年10月24日 中日新聞)
●中日新聞社のウェブページの掲載記事 http://www.chunichi.co.jp/00/fki/20061024/lcl_____fki_____007.shtml
2006/10/26 第3回北陸地域野生鳥獣被害対策連絡協議会の総会&研修会が開かれる(石川県)
去る10月20日(金)、石川県小松市の小松商工会議所にて「第3回北陸地域野生鳥獣対策連絡協議会」及び「北陸地域鳥獣対策ネットワーク」(主催:北陸農政局)の総会と研修会が開かれ、同ネットワークの賛助会員である当社も参加してまいりました。
北陸農政局生産経営流通部農産課長の龍口浩司氏より開会の挨拶に続き、北陸地域鳥獣対策ネットワークの総会が開けれ役員の改選と会則の一部改正について事務局から報告がありました。
次に、鳥獣害対策をめぐる情勢について、農林水産省生産局農産振興課課長補佐の村上一豊氏より「野生鳥獣による農林水産業被害の現状と対策」の発表がありました。
続いて、研究機関などからの情報提供として、最近の鳥獣害研究等について、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター鳥獣害研究サブチーム 上席研究員の仲谷
淳氏より、(1)関東東海北陸試験研究推進会議 関東東海・病害虫部会 鳥獣害対策検討会(仮称)の立ち上げと実施について (2)獣害回避のための難訓化忌避技術と生息適地への誘導手法の開発(中核研究機関 森林総合研究所 H17~19) (3)外来野生動物等による新たな農林被害防止技術の開発(中核研究機関 森林総合研究所 H18~20) (4)関東東海北陸地域における鳥獣害の新規研究開発課題について(提案) 以上4項目について発表がありました。
その中で仲谷氏より、ハンターが密放獣したイノシシやイノブタが自然繁殖とした個体によると見られる農林業被害が、千葉県などで増えているという実例報告があり、今後は同様な被害が各地に広がる可能性が指摘されました。野生鳥獣による被害防除に協力する立場の猟友会関係者が、己達の欲や快楽のためにイノシシやシカなどの野生動物やイノブタなどを密かに放獣し、農林業被害を新たに発生させ、農家や林業家に多大な迷惑と被害を与えることは言語同断であります(以前、当社も千葉県内の農家の方から、ハンターが勝手に放したイノシシが増えて困っているという相談を受けたことがあります)。社団法人大日本猟友会及び他の狩猟者団体、その下部組織の各猟友会では、狩猟者によるイノシシやイノブタなど放獣問題について話し合い、そのような行為は自粛もしくは禁止するように決議していただきたいと思います。
次に、「ツキノワグマの出没メカニズムの解明と出没予測手法の開発」について、独立行政法人森林総合研究所関西支所 生物多様性研究グループ長の大井
徹氏より発表がありました。
その他にも、北陸農政局生産経営流通部農産課鳥獣害対策係より、今年3月に制定され、7月1日より利用が開始された農林水産省の「農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー登録制度」の概要について説明がありました。既に登録されている農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーは全国各地に67名(アドバイザーによって対応可能地域、専門分野が異なります)おり、その対象となる野生鳥獣も、サル、イノシシ、タヌキ、アライグマ、シカ、ツキノワグマ、ヒグマ、カモシカ、ヌートリア、カラス、マングース、タイワンリス、ノウサギ、ネズミ、ハクビシン、モグラ、エゾジカ、鳥類など他種類に渡っています。「農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー登録制度」についての詳細は農林水産省の公式サイトをご覧下さい。
●農林水産省「農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー登録制度」 http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/cyoju/adbai/index.html
総会終了後に北陸地域野生鳥獣対策連絡協議会の現地研修会が開かれ、参加者はバスで研修会場へと石川県自然保護課課長補佐の野崎英吉氏の案内で移動しました。移動中のバスの中で野崎氏より、石川県内の今年のツキノワグマの出没状況について説明がありました。それから、石川県が本年度から開始した「クマ・イノシシとのすみ分け総合推進モデル事業」(平成18年度〜20年度)の目的や概要などについて、配付資料を基に説明がありました。
バスが向かったのは石川県小松市麦口・原地区の「クマ・イノシシとのすみ分け総合推進モデル事業地区」です。このモデル地区で、北陸地域鳥獣対策ネットワークの会員各社(グリーンコップ、近江屋ロープ、有限会社ハルテック、日亜鋼業株式会社、サージミヤワキ株式会社、株式会社末松電子製作所)より提供を受けて設置した、電気柵や防護柵などの獣害防護柵モデル展示場と、「和牛放牧モデル実証事業」で実際に能登和牛を放牧中の放牧地、モデル事業地区に隣接する杉の造林地に設置されたイノシシの捕獲檻(ツキノワグマの誤捕獲防止のために、天井部にクマが逃げ出せる開口部有り)などを参加者は視察しました。
参考資料:
石川県の「クマ・イノシシとのすみ分け総合推進モデル事業」
■獣害は今後さらに増大>大きな中山間地問題に発展 よって 【各種対策を総合的に推進し、成果を実証的に検証】→【獣害対策の実験場・研修場・展示場を作る】→県内各地への波及効果を狙う
「クマ・イノシシとのすみ分け総合推進モデル事業の構想/オプション」
・クマ剥ぎ防護ネット巻き
・ヤブ刈り
・各種電気柵などの設置・効果の検証
・柿もぎ、柿の木のトタン巻き
・効果的な捕獲管理
・レンタカウ(和牛繁殖雌牛を和牛繁殖農家からレンタルし、放棄された農地に放牧→草刈、クマ・イノシシの出没防止・和牛の肥育・飼料費の節約・飼養管理労力の軽減・子牛生産コストの低減・景観の保全・虫害の回避など一石何丁もの成果を目指しているユニーク且つ画期的な事業)
・犬を放す(まだ実施していないそうです)
・その他
(ポイント)
・各種調査(ヘアトラップ法、エサ資源調査)、各種対策の効果実証研究(レンタカウ、クマ剥ぎネット巻き事業など)を併行して実施
・産・学・官の連携・・・県・市町村・関係団体・地域の連携・関係部局の連携
・モデル事業実施協議会、学習会、成果発表会などを開催する
上記のモデル事業の詳細は、石川県自然保護課にお問い合せ下さい。
石川県自然保護課
920-8580
石川県金沢市鞍月1丁目1番地
TEL:076-225-1477
URL:http://www.pref.ishikawa.jp/sizen/index.htm
2006/10/26 石川県のクマ被害対策のウェブページ
石川県自然保護課の公式サイトに、【ツキノワグマによる人身被害防止のために】というツキノワグマに関するの情報コーナーがあります。
主なコンテンツは、「ツキノワグマの特徴と生活」、「出没予測」、「エサ資源調査」、「出没情報」、「リーフレット「クマにご注意!!」(ダウンロード可能)、「県民の皆様へのお願い」。「引き寄せないために」、「遭遇してしまったら」、「共生への行動」などです。
●石川県自然保護課の「ツキノワグマによる人身被害防止のために」 http://www.pref.ishikawa.jp/sizen/kuma/index.htm
2006/10/26 氷見市と南砺市でクマ対策会議開かれる(福井県)
「氷見市ツキノワグマ連絡会議」が10月20日、同市役所で開かれ、市や自治会振興委員会、警察、消防、猟友会の関係者が本格的な対策について話し合いました。市内をはじめ県内全域でクマが出没している事態を受けて、氷見市ツキノワグマ連絡会議は2年ぶりの開催となります。
会議で氷見市が、今年は昨年の3倍となる計9件の目撃情報があったことや県が定めた対策マニュアルの内容、冬眠に向けてさらに活動が活発化になることなどを報告。クマ出没の際は、これまで以上に速やかに市役所に届け出て、地元に情報提供を行うなどの連絡態勢の強化を確認しました。意見交換では、市猟友会員からクマを捕獲できる特別許可を広げるように要望が出され、市は「県に働き掛ける」と答弁しました。
南砺市は10月19日夜、市役所福光庁舎で福光地域を対象としたクマ対策緊急会議を開きました。市内では今秋、9月から10月19日までに、山沿いを中心に68件の目撃や痕跡の情報が市に寄せられています。会議は10月16日の城端地域に続いて開催され、11地区の自治振興会長や市担当職員、猟友会関係者ら20人が出席しました。
会議では南砺市が、クマは柿が好物で、柿を狙って人里に下りてくるケースが多いことを指摘し、出没地域やその周辺では、クマの誘因原因となる自宅とその付近の柿を早期にもぎ取るよう協力を求めました。そして、クマへの注意と、柿の早期処理を促すチラシを全戸配布することも報告されました。
ただし、福光地域は干し柿の特産地として知られるが、市では出荷用の柿まで予定より早く収穫する必要はないとしています。詳細は中日新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年10月21日 中日新聞)
●中日新聞社のウェブページの掲載記事 http://www.chunichi.co.jp/00/tym/20061021/lcl_____tym_____002.shtml
2006/10/26 福井県南砺市がクマ情報をインターネットで公開中
福井県南砺市は市の公式サイトに「熊目情報」(情報提供:森林政策課)掲載、クマ出没情報を公開しています。また、南砺市森林政策課のウェブページには「秋季におけるツキノワグマにご注意!」が掲載されています。興味のある方がぜひご覧下さい。
●南砺市の「熊目情報」 http://www.city.nanto.toyama.jp/webapps/www/info/detail.jsp?id=1028
●南砺市森林政策課の「秋季におけるツキノワグマにご注意!」 http://www.city.nanto.toyama.jp/webapps/www/info/detail.jsp?id=2632
2006/10/26 砺波市がクマ対策緊急会議を開く(福井県)
福井県内各地でツキノワグマの出没が相次いでいることから、砺波市は10月13日、市役所で「クマ対策緊急会議」を開きました。住民に被害が及ばないよう、目撃情報があればすぐに広報車を出して注意を呼び掛けることなどを決めました。会議後、担当職員が10月12日昼にクマが目撃された同市庄川町金屋の民家近くに出向き、「クマ出没注意」の看板を立てました。
砺波市では7月以降15件のクマの目撃情報があり、うち2件はクマの足跡や爪跡などが確認されています。市民に被害はまだ出ていませんが、冬眠を前に餌を求めてクマが人里近くまで下りてきていることから、さらに警戒を促すことにしたものです。詳細は中日新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年10月21日 中日新聞)
●中日新聞社のウェブページの掲載記事 http://www.chunichi.co.jp/00/tym/20061021/lcl_____tym_____002.shtml
2006/10/26 魚津市で有害鳥獣対策協議会が発足(富山県)
富山県魚津市でツキノワグマやニホンザルなどによる被害拡大を防止する活動に取り組む「魚津市有害鳥獣対策協議会」の発足式が、10月12日夜に、同市役所で開かれました。そして、同協議会を構成する8地区が連携して有害鳥獣対策を推進していくことを決めました。
地域主動による活動として、魚津市が作製して配布したクマ注意の看板を8地区で計260枚を掲示し、異常出没が続くクマへの注意を喚起します。今年4月から10月12日現在、魚津市内ではツキノワグマの目撃48件、足跡や爪跡などの発見14件の計62件の情報が市などに寄せられています。これからは、キノコ狩りシーズンで入山者も増える時期のため、協議会は被害が発生しないように看板で入山を自粛するよう促したいとしています。
同協議会は、このほか有害鳥獣による被害の情報収集、被害防止のための調査研究、クマやサルの出没予測などの情報提供などを計画。来年度からは里山全域でのサルの奥山追放活動や里山の下草刈りなどの活動を展開する予定です。詳細は中日新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年10月14日 中日新聞)
●中日新聞社のウェブページの掲載記事 http://www.chunichi.co.jp/00/tym/20061014/lcl_____tym_____004.shtml
2006/10/26 郡上市、既に80件を越えるクマ出没情報(岐阜県)
岐阜県郡上市では今夏以降、ツキノワグマの目撃情報が相次ぎ、全国的にクマ出没が多発した一昨年を超えそうな状況になっています。親子連れのクマも目立ち、市は住民に警戒を呼び掛けています。
郡上市農林水産政策課によると、今年のクマの目撃情報は6月以降寄せられており、10月16日現在で80件となっています。一昨年は10月末までで84件。今年はまだ出没が予想されるため、一昨年を超えるのは確実な見通しです。クマ出没が民家などに近い場合は、クマによる人的被害を避けるため、捕獲の檻を仕掛けています。9月下旬と10月初めに郡上市八幡町の鶏舎を襲ったクマを含め、10月17日までに計12頭を捕殺。一昨年の2頭を大きく上回っています。
捕殺しない対処法も検討していますが、クマの引き取り先はなかなか見つかりません。捕獲したクマを山に放獣しようとしても、地元農林業者らの了解を得るのが困難で、捕殺せざるを得ないという現状です。クマの相次ぐ出没について、郡上市農林水産政策課は天候不順などでエサとなる山の堅果類が減少したことが要因の1つとみています。今年は、親子連れのクマの出没が目立つほか、従来は高鷲町や白鳥町など市北部に集中していたのが、南部の八幡町でも多く見られるようになったのが特徴とのことです。
郡上市は、クマ目撃情報が寄せられるたびに広報無線などで住民に注意を促しています。今後、紅葉シーズン本番となるため、さらに観光客への呼び掛けも強めたいとのことです。詳細は中日新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成18年10月18日 中日新聞)
●中日新聞社のウェブページの掲載記事 http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20061018/lcl_____gif_____004.shtml
2006/10/26 郡上市が公式サイトでクマ注意呼びかける(岐阜県)
郡上市役所ウェブページのトップに、「ツキノワグマ出没が多くなっています。ご注意ください」の注意書きが大きく掲載されています。当社の把握している限りで、自治体の公式サイトのトップページで、クマ出没注意の呼びかけを大きく載せているのは郡上市だけだと思います。郡上市は観光都市だけに、勇気のある英断だと思い感心しております。市町村によっては、観光への影響を考えて「クマが出没している事実」を隠すところもあるようです。積極的な行政の情報公開が求められている現在、クマ出没情報や被害情報などを積極的に公開している福井県や、郡上市などの取り組みは、(情報公開が遅れている)他の自治体のお手本になると思います。
なお、岐阜県内のツキノワグマ目撃報告件数は、9月26日現在268件で、前年同期の3倍を超えています。郡上市内においても、9月27日現在で28件の目撃情報が寄せられています。
また、郡上市内では10月28日、29日に様々なイベントが開かれます。
日本一の鮎まつり【和良地域】10月28日(土) 10:00〜
まとふれあい祭り【大和地域】10月29日(日) 9:00〜
めいほう高原秋祭り【明宝地域】10月29日(日) 9:00〜
詳しくは郡上市の公式サイトをご覧下さい。
●郡上市公式サイトの「ツキノワグマ出没が多くなっています。ご注意ください」 http://www.city.gujo.gifu.jp/
2006/10/26 熊撃退スプレー入荷のお知らせ
元祖・熊撃退スプレー【カウンターアソールト】(CA230)と熊撃退スプレーの最高峰【カウンターアソールト・ストロンガー】(CA290)が入荷いたしました。ご予約いただいたお客様には順次発送しておりますので、宜しくお願い申し上げます。
2006/10/25 お詫びと訂正
10月20日掲載の情報「クマの有害駆除数 過去最大か!?」の中で、一部誤りがございましたのでお詫びして訂正させていただきます。
文中の「10月19日時点での正確な駆除数は不明ですが、既に2,700頭から2,800頭のクマが有害駆除で捕殺され、」を「10月19日時点での正確な駆除数は不明ですが、既に2,300頭から2,400頭のクマが有害駆除で捕殺され、」に訂正いたしました。現時点での正確なクマの捕獲数(有害駆除数、捕殺数)は不明ですが、近い数字が分かりましたら改めてお知らせいたします。
2006/10/20 熊撃退スプレーの入荷予定のご案内
ご好評頂いております新製品の熊撃退スプレー【カウンターアソールト・ストロンガー/CA290】が、来週には米国から入荷する予定です。皆様のご予約をお待ちしております。
2006/10/20 クマの有害駆除数 過去最大か!?
今年は全国的にクマの出没や被害が頻発しており、クマによる死亡事故も長野県で2件、北海道で2件発生しています。それに伴いクマの有害駆除数も全国各地で激増しています。10月19日時点での正確な駆除数は不明ですが、既に2,300頭から2,400頭のクマが有害駆除で捕殺され、年度内には捕殺数が3,000頭にかなり近づくのではないかと危惧されています。
当社の調べによると、過去の環境省(環境庁)の狩猟統計を調べてみると、昭和40年から平成13年までに、単年度でツキノワグマのみの有害駆除数が3,000頭を超えた年はありません。ヒグマの有害駆除数を合計しても、3000頭を超えた年(昭和40年から平成13年)もありませんでした。今年はかなり異常な事態です。人為的に(狩猟圧?)減少させられたクマの個体数が回復するまでに、はたして何年かかるのでしょうか?
岩手県では、ツキノワグマ保護管理検討委員会で答申された本年度のツキノワグマの捕獲上限数(94頭)を大幅に越える190頭が有害捕獲(内 捕殺は約180頭)され(10月3日時点)、過去最高だった平成13年度の142頭を越えていることから、本年度の猟期はツキノワグマの狩猟を自粛する方向で検討が進められています。おそらく社団法人大日本猟友会(事務局/東京 九段下 靖国神社の近く)も本年度のクマ猟の自粛を検討しているのではないかと推測されます。
ツキノワグマの有害駆除による捕獲数が2,000頭を超えた年は次の通りです。
昭和45 2,260頭(ヒグマの有害駆除を合計した場合/2,760頭)
昭和54 2,058頭(ヒグマの有害駆除を合計した場合/2,353頭)
なお、猟期での狩猟捕獲数を合わせて、ツキノワグマの捕獲総数が3,000頭を超えた年は。昭和40年から平成13年までに6回ありました。
2006/10/20 クマの放送番組のご案内
10月19日(木) NHK総合テレビ 生 全国放送 午後1時42分頃〜8分間 「スタジオパークからこんにちは」内 暮らしの中のニュース解説で、「クマの被害を防ぐには」(解説委員/ 藤原正信氏)が放送になる予定です。ぜひご覧下さい。
2006/10/20 野生鳥獣対策協議会開催(石川県)
10月20日(金) PM13:30~17:00まで、小松市商工会議所(石川県)にて第3回北陸地域野生鳥獣対策連絡協議会及び北陸地域鳥獣対策ネットワークの総会と現地研修会が開催になります。当社も北陸地域鳥獣対策ネットワークの賛助会員として参加する予定です。
2006/10/20 クマの出没 今後増加の可能性有り(福井県)
10月19日(木)にツキノワグマの出没状況や今後の対策を話し合う市町担当者の会議が、福井市の福井県電気ビルで開かれました。県自然保護課の担当者は「出没は今後さらに増える可能性がある」と警戒を呼び掛けました。
自然保護課によると、9月以降のクマの目撃・痕跡情報は17日現在、587件で前年同期比の6倍強、捕獲頭数は77頭で同9倍に上っている。目撃・痕跡情報は毎日30件前後増え続けているほか、10月に入ってからはすでに4人が襲われて重軽傷を負っているとのことです。詳細は日刊県民福井のウェブページをご覧下さい。(掲載紙:平成17年10月10日 日刊県民福井)
●日刊県民福井 http://www.kenmin-fukui.co.jp/00/fki/20061019/lcl_____fki_____005.shtml
2006/10/20 クマ出没予測外れと県議会厚生環境常任委員会で報告(富山県)
19日に開かれた県議会の厚生環境常任委員会で、県自然保護課は富山県内でのツキノワグマの出没について、「今年はおととしのような異常出没は無い」とした当初の予測が外れたことを認め、この秋は最終的におととし並みかそれ以上の出没になると修正しました。
富山県では、今年に入って10月18日までのツキノワグマの出没件数は498件となり、異常出没とされたおととしの件数をすでに85件も越えています。
人身被害は8件で、捕獲数は100頭。この内86頭が射殺さたとのことです。詳しくは北日本放送のウェブページをご覧下さい。
●北日本放送 http://www2.knb.ne.jp/news/20061019_8938.htm
2006/10/20 手負いのヒグマが逆襲 ハンター1名死亡、1名重傷(北海道)
10月14日午後3時半頃、北海道釧路管内浜中町で、ヒグマの有害駆除に出動したハンターが手負いにしたヒグマに逆襲され、1名が頭部を骨折して死亡、1名が右腕を骨折するなどの重傷を負いました。詳しくは以下のウェブページをご覧下さい。
●asahi.com http://www.asahi.com/special/061004/TKY200610140278.html
●北海道新聞 http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061014&j=0022&k=200610148939
2006/10/20 第17回国際クマ会議が成功裏に無事終了
10月2日〜10月6日まで長野県軽井沢町のホテルブレストンコート(星野リゾート)で開催された、アジアでは初めての開催となった第17回国際クマ会議(主催:国際クマ協会)は、参加登録者数348名(参加国としては過去最大の37カ国)、パブリックイベント延べ参加者数(重複参加者も含む)331名、総参加者数(のべ)約679名を得て、成功裏に無事終了しました。まったく日本国政府(環境省、農林水産省など)の人的及び経済的な援助が無くても、民間の有志だけでこれだけの国際会議を成功裏に開催できたと言うことは、本当に凄いことだと思います。詳細は公式サイトをご覧下さい。
●第17回国際クマ会議 http://www.japanbear.org/iba/index-j.html
2006/10/01 アジアで初めての国際クマ会議まもなく開催
10月2日から長野県軽井沢町のホテルブレストンコートで、アジアで初めての国際クマ会議(IBA2006)が開催になります。当社はIBA2006に出展協賛しており、昨晩現地入りしました。会期中は特設展示会場に出展し、クマ被害対策用品などを特別価格にて販売いたします。
●第17回国際クマ会議 http://www.japanbear.org/iba/index-j.html
2006/09/28 お詫びとお知らせ
9月27日現在熊撃退スプレー「カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)」の在庫は切らしております。お客様にはご迷惑をお掛けして大変申しわけございませんが、10月中には入荷する予定です。
なお、元祖熊撃退スプレーの「カウンターアソールト(CA230)」は在庫しております。どうかよろしくお願い申し上げます。
2006/09/28 東北自動車道でまたクマが車にはねられ死亡(岩手県)
9月25日午後8時50分頃、岩手県八幡平市松尾の東北自動車道下り線で走行中の乗用車がツキノワグマと衝突しました。乗用車は前部パンパーなどを破損しましたが、ドライバーに怪我はありませんでした。クマは体長約1メートルで、即死の状態でした。
現場は松尾八幡平インターの北側約5.9キロの地点。岩手県警高速隊の調べによると、乗用車が追い越し車線を走行中、右側から横断してきたクマとぶつかったとみられています。(引用記事:平成18年9月26日 岩手日報)
コメント)今年は岩手県内の東北自動車道路でのクマとの衝突事故が頻発しています。朝日新聞社の調べによると、岩手県内では6月から8月までの間、5頭のツキノワグマが車にはねられて死亡しています。7月下旬には一晩で2回も車とクマとの衝突事故が発生しています。
●事故現場付近を確認したい(Mapion)